大塚商会アニュアルレポート2016 3
事業の概況
■国内経済は緩やかな景気回復基調で推移
当連結会計年度(2 0 1 6年1月1日∼2 0 1 6年1 2月 3 1日)におけるわが国経済は、緩やかな景気回復基 調で推移しましたが、消費マインドに足踏みが見られる など弱さも見られました。また英国のEU離脱決定や米 国大統領選による世界経済や為替相場の先行き不透 明感から、企業の業況判断にも慎重さが見られました。 このような経済状況にあって国内企業のI T投資は、 堅調な企業業績を背景に慎重ながらも底堅く推移しま した。当連結会計年度は、マイナンバー制度の運用 開始と個人情報保護法の改正があり、加えてランサム ウェアが活発化するなど脅威も続き、セキュリティ対策
への関心が高まりました。
■地域に密着した営業活動に注力
以上のような環境において当社グループは、「ソ リューションでオフィスを元気にし、お客様の信頼に応 える」を2016年度のスローガンに掲げ、セキュリティ関 連サービスの強化や節電ソリューションに加えて電力コ スト削減につながる新電力の取扱いなど、積極的に 企業のI T需要の掘り起こしに努めました。また、多店 舗・多拠点企業に対しI Tとネットワークを総合的に支 援する取り組みなども成果につながりました。そして、 営業活動の活性化を狙いとして、地域に密着した営 業活動に注力しました。
また、8月には関西圏を中心とした西日本エリアの 物流強化のために西日本物流センターの稼働を開始し ました。
堅調な企業業績
IT投資は底堅く推移
企業のIT需要を掘り起こし
地域に密着した営業活動
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■7期連続の増収増益、最高益更新
以上の結果、当連結会計年度の売上高は、6,434 億17百万円(前年同期比5.6%増)となりました。利益 につきましては、営業利益396億84百万円(前年同期 比6.4%増)、経常利益407億80百万円(前年同期比 6.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益266億 75百万円(前年同期比12.5%増)と、7期連続の増収 増益となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは「仕入債務の増 加額」が小さくなったことなどにより、前年同期に比べ 36億89百万円減少し、239億32百万円となりました。 投資活動によるキャッシュ・フローは前連結会計年 度に「定期預金の預入による支出」があったことなどに より、前年同期に比べ1 4億1 2百万円減少し、5 8億
23百万円となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは「配当金の支払 額」が増加したことなどにより、前年同期に比べ7億 89百万円増加し、95億32百万円となりました。
■キャッシュ・フローの状況
(単位:億円)
■営業C/F ■投資C/F ■財務C/F
2015年12月期 2016年12月期 2014年12月期
350
250 300
200 150 100 50 0 -50
-100 -72 -87
276
-58 -95 239
-54 -75 341
(単位:百万円) 2015年12月期 2016年12月期
金 額 金 額 増減率
売上高 609,045 643,417 +5.6%
営業利益 37,311 39,684 +6.4%
経常利益 38,240 40,780 +6.6%
純利益※ 23,705 26,675 +12.5%
※親会社株主に帰属する当期純利益
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■売上高の推移
売上高は、全ての四半期で増収となり、前年第2 四半期(4∼6月)からの増収トレンドを継続しました。 第1四半期(1∼3月)売上高は、1,711億30百万円
(前年同期比7.4%増)、第2四半期(4∼6月)売上高は、 1,673億79百万円(前年同期比5.6%増)、第3四半期
(7∼9月)売上高は、1,442億34百万円(前年同期比 6.3%増)、第4四半期(10∼12月)売上高は、1,606 億73百万円(前年同期比3.4%増)となりました。
■経常利益の推移
経常利益は、第2四半期(4∼6月)では微増益となり ましたが、第3四半期(7∼9月)以降は利益成長が回
復しました。
第1四半期(1∼3月)経常利益は、103億60百万円
(前年同期比9 . 0 %増)、第2四半期(4∼6月)経常利 益は、142億7百万円(前年同期比0.1%増)、第3四 半期(7∼9月)経常利益は、5 6億7 7百万円(前年同 期比15.8%増)、第4四半期(10∼12月)経常利益は、 105億35百万円(前年同期比9.3%増)となりました。 四半期別の概況
売上高の四半期推移 (単位:億円) 経常利益の四半期推移 (単位:百万円)
■2014年12月期 ■2015年12月期 ■2016年12月期
第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期
2,000
1,500
1,000
500
0
1,711 1,673
1,442 1,606
1,768
1,555
1,307 1,425
1,594 1,585
1,357 1,554
■2014年12月期 ■2015年12月期 ■2016年12月期
第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期
15,000 12,000 9,000 6,000 3,000 0
12,468 9,502
14,194
4,900
9,642 10,360
14,207
5,677
10,535 12,328
4,529
8,818
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事業セグメント別の概況
■システムインテグレーション事業
コンサルティングからシステム設計・開発、搬入設 置工事、ネットワーク構築まで最適なシステムを提供す るシステムインテグレーション事業では、セキュリティ対 策やモバイル端末の需要を喚起するソリューションに力 を入れ、複写機・パソコン・セキュリティ関連機器等の 販売台数を伸ばし、売上高は3,7 6 3億91百万円(前 年同期比6.6%増)となりました。
■その他の事業
その他の事業では、売上高は4億円(前年同期比 3.9%増)となりました。
■サービス&サポート事業
サプライ供給、ハード&ソフト保守、テレフォンサポー ト、アウトソーシングサービス等により導入システムや 企業活動をトータルにサポートするサービス&サポート 事業では、オフィスサプライ通信販売事業「たのめー る」において工具や介護用品などの品揃えを充実させ 着実に伸長し、保守等も堅調に推移した結果、売上 高は2,666億25百万円(前年同期比4.4%増)となりま した。
事業セグメント別の売上高推移 (単位:百万円)
■システムインテグレーション事業
■サービス&サポート事業
■その他の事業
200,000 400,000 600,000
0
2014年12月期 605,766
381 362,068
243,316
2015年12月期 609,045
385 353,170
255,490
2016年12月期 643,417
400 376,391
266,625